脳に効く栄養
本日のテーマは、心(脳)と栄養の関わりについてです。
1.心が不安定なのは、栄養不足か?
私はアクセスバーズ®というヒーリングセッションを行っていることもあって、サロンには心が不安定な方がよくいらっしゃいます。
午後1時頃にいらしていただくことが多いのですが、私はそういった方に必ずお伺いするのは、
「ご飯、食べましたか?」
と、伺います。
殆どの方の返答が、「食べてません」です。
「朝から食欲なくて、何も食べてません」
と、仰る方もいます。
食べていらっしゃらない方には、簡単に手作りしたサンドイッチやおにぎりを最初にお出ししたりします。
そうすると、朝から食欲ない方でも、おにぎり2個をペロリと平らげます。
身体が栄養不足な証拠です。
私から食生活の事をお伺いすることはないのですが、最初に食べ物をお出しすると、自然にご自身の食生活のお話をお客様の方からされることが多いです。
その細切れの情報をつなぎ合わせると、なんとなくその方の日常の食生活が見えてくるのです。
皆さん、やはり「タンパク質不足」なのです。
私自身が、過去の食生活が「タンパク質不足、糖質過多」の食事だったのでよく理解できます。
そして私自身もめちゃめちゃ、心が不安定でした。
すぐにイライラしたり、不安感で夜が眠れない・・・、重だるくてやる気が出ない等。
その頃は自分の精神の未熟さ、弱さ、気合が足りないだけなんじゃないかと、自分を責めていました。
でも、違うんです。分子栄養学で身体の事を学んで原因は「栄養不足」だったんだと分かりました。
ではなぜ、「タンパク質不足」だと、心が不安定になるのでしょうか。
それは私たちの心(=感情)は、脳内の「神経伝達物質」のバランスに大きく影響されているのです。
私たちの脳内のニューロンと言う神経細胞間で電気信号のようにやり取りをされているのが「神経伝達物質」です。
皆さんも聞いたことがありませんか?
幸せ感を司る神経伝達物質「セロトニン」
やる気を起こす神経伝達物質「ドーパミン」
リラックスする神経伝達物質「GABA」
他にも沢山あります。
そしてこの神経伝達物質の主原料となっているのが、タンパク質です。
タンパク質が足りないと、これらの神経伝達物質も合成されず、脳内のバランスがくずれ、心(=感情)にも影響があります。
例えば、タンパク質が不足していると幸せを司る「セロトニン」が不足します。セロトニンが作られないと、幸福感が感じられない、漠然とした不安感が大きくなってきたりします。
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「セロトニン」不足ですと、セロトニンから作られる眠りを促進するホルモンの「メラトニン」が作られません。
メラトニン不足での不眠。
↓
結果、タンパク質不足からなる、漠然とした不安感、不眠症等
身体の不調だけでなく、心にも負担がかかるのです。
2.脳が欲しい食べ物と、身体が欲しい食べ物は違う?
例えは、甘いものを食べると、脳内報酬系と言われるドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。
ドーパミンは、やる気や意欲などを司る脳内ホルモンとも言われています。他にもノルアドレナリンやセロトニン等も分泌され、一時的にイライラした気持ちが落ち着いたり、充足感が得られたりします。疲れていた方は、やる気が出たりもするのです。
甘いものを食べるとドーパミンが出るのを脳は分かっていますので、どんどん脳は甘いものを欲します。またすぐに欲しくなります。
私達の脳は、報酬(ご褒美)が大好きです。
しかし、ご褒美(甘い物)がないと、ドーパミン(やる気)が出なくなってしまいます。
一方、身体が欲しい物は、タンパク質だったり、脂質、ビタミン、ミネラル等様々な栄養素を必要としています。
いくら甘いものを食べても、もっと欲しくなるのは、身体からの訴えかもしれません。
テレビなどの情報をうのみにして、
「有名な〇〇先生が薦める食材は、身体にいいから毎日食べよう」等と、脳だけで判断して食べ続けている物も要注意です。
身体の声
「チョコレートではなく、ビタミン、ミネラルが欲しいんだ~!」
脳の声
「チョコレート食べるのが習慣だもの。テレビでもポリフェノールは身体にいいって言ってたし、大丈夫、もっと食べちゃおうかな」
身体の声
「うひゃー!またチョコレートがはいってきたよ!こちらが栄養素を求めれば求めるほど、必要のない栄養素が入ってきちゃうよ」
脳の声
「まだ満足しないな~、今度はしょっぱいおせんべいが食べたいな」
と、こんな感じで、私たちの脳と身体は意見のせめぎ合いをしているのかもしれません。
当然、聴かなくてはいけないのは、「身体の声」の方です。
3.「すあしの食卓革命」で脳と心を元気に!
ここから私が推奨する「すあしの食卓革命」のお話です。
どれも簡単に手に入るものばかりで、栄養バランスもよく、食卓も豊かになり、お料理が苦手な方もすぐに習得できる技です。
しかもお金も殆どかかりません。
そしてなによりも、毎日の食事が安定してくると、心も安定してきます。
すあしの食卓革命①
ミキ
・・・奄美大島発祥の乳酸菌飲料。お米とサツマイモだけで作れます。
心のバランスの乱れ = 腸内環境の乱れにも繋がります。
ミキオンラインワークショップの詳細&お申込みはこちらから
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https://resast.jp/page/consecutive_events/19059
すあしの食卓革②
重ね煮
・・・塩だけで味付けした蒸し煮料理方法。マクロビオティック等を学ばれている方はお馴染みの調理方法ですが、意外に日常に使っている方は少ないように感じます。
私は週一回、重ね煮を作って常備食にしています。冷凍保存が可能です。
野菜からのビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に摂取できます。
脳に刺激を与える市販の調味料が圧倒的に減らせます。
重ね煮オンラインワークショップの詳細&お申込みはこちらから
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https://resast.jp/page/consecutive_events/19775
すあしの食卓革③
ボーンブロススープ
・・・ボーンブロススープとは、骨を煮込んだスープの事です。
いわゆる、鶏ガラ、豚骨、牛骨スープ、魚ならかつおだし、煮干しだし、飛魚だし等
これが一番ハードルが高いかもしれませんが、私は月に1~2回大量に鶏ガラ&豚骨のスープを煮だして作って、冷凍保存にしています。
温めてスープでそのまま飲んでも、カレーや鍋のベースのスープとしても大活躍です。
アミノ酸、ビタミン、ミネラル、荒れた腸の修復をしてくれるグルタミンが豊富です。
ボーンブロススープのワークショップ詳細&お申込みはこちらから
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https://resast.jp/page/consecutive_events/19539
この三つの「すあしの食卓革命」が常に冷蔵庫にあれば、あとは少しの野菜やお肉を足すだけで簡単調理できます。
この「すあしの食卓革」のお陰で、お料理苦手な方が毎日自炊できるようになりました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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