サロンブログ

今から始める花粉症対策 前編

by in すあしの食卓革命 2022年1月8日

花粉症で毎年お困りではありませんか?

ご自身ではなくても、お子さんや家族の方で花粉症でお困りの方は本当に多いですね。

もうすでに花粉の兆し?を感じている方もいるようです。今から対策をしておくのは正解ですよ。

本日は、今から始める花粉症対策の前編、後編の前編です。

本日の前編は、花粉症のメカニズム、花粉症の歴史、薬、についてです。

後編は、花粉症を改善する為に今から取り組むべきことをご案内いたします。

春の季節は、鼻や目がグズグズで嫌いな季節・・・から大いに満喫できる大好きな季節に変化させましょう♪

今回の参考図書「花粉症は一週間で治る!」溝口徹著書

 

目次

1.花粉症のメカニズム

2.花粉症の歴史

3.花粉症の薬


 

1.花粉症のメカニズム

花粉症を改善する対策として、まずは花粉症のメカニズムを簡単におさらいしてみましょう。

根本から症状を改善したい方は、その身体のメカニズムを知っておくことはとても大切です。

 

① 花粉症が鼻や目の粘膜から侵入

 

② 身体の免疫システムの白血球に含まれるリンパ球が、花粉を身体に害を及ぼすものとして

誤認し、IgE抗体を作る(次に体内に侵入した時にすぐに攻撃できるようにしておく)

 

③  IgE抗体が肥満細胞にくっつく

 

④ 再び花粉が侵入。肥満細胞にくっついたIgE抗体が反応し、ヒスタミンというアレルギー反応を起こす物質を分泌させる

 

⑤ 身体は、くしゃみや鼻水によって、外敵と認識した花粉をどうにか体外に排出させる。

 

ここで、ポイントとして押さえておくことは、②の「花粉を身体に害を及ぼすものとして誤認し」と、あります。

花粉やハウスダストは本来身体にそんなに害を及ぼさないにも関わらず、身体の免疫機能はウィルスや細菌と同じように外敵として「誤認」して、アレルギー反応を起こして体外に排出しようとしているのが、いわゆる花粉症の症状として現れているのです。

 

花粉症の根本的な改善としては、やはり「身体の免疫機能を正常に戻す」ことが大切となります。

 

2.花粉症の歴史

ここでちょっと花粉症の歴史のお話です。

日本の花粉症は1960年代にアメリカの進駐軍から持ち込まれたブタクサによるものから発症が確認されました。

1980年代になると戦後の復興の為に植林された杉が成長し、花粉を飛散することによって、発症者が急増して「花粉症」という呼び名が広く知られるようになったのです。

 

3.花粉症の薬

次は花粉症の薬についてですが、花粉症の症状が酷い方は「飲み薬、点鼻薬、目薬」が手放せない方も多いと思います。

花粉症の薬は大きく分けて、2種類あります。

 

「抗ヒスタミン剤」

「ステロイド剤」

 

「抗ヒスタミン剤」についてですが、花粉症のメカニズムで「肥満細胞にくっついたIgE抗体が花粉に反応し、ヒスタミンが分泌されアレルギー反応を起こす」とお伝えしました。

要は、この「ヒスタミン」の分泌を妨げれば、花粉症の症状が起こらないというわけです。

しかし、人間の身体という物はそれほど単純に出来ていません。

ヒスタミンには他にも身体にとって大切な機能があります。

ヒスタミンは脳内では神経伝達物質として機能していて、集中力や判断力、覚醒の維持に関与しています。

抗ヒスタミン剤を服用することによって、脳内のヒスタミンの機能も妨げられ、強い眠気が起こるのはこの理由からです。

これが「抗ヒスタミン第一世代」と呼ばれています。

現在では、「眠くならない」とうたっている薬が多く売られていますよね?

現在の抗ヒスタミン剤には、作用が2種類あります。

「抗アレルギー作用」・・・ヒスタミン等の炎症物質を抑える。花粉が飛び始めたら早めに服用する薬

「抗ヒスタミン作用」・・・ヒスタミンの結合を防ぐ、症状がある場合はこちらが有効

現在の主流はこの、「抗アレルギー作用」と「抗ヒスタミン作用」を併せ持つ「第二世代のヒスタミン剤」です。

この第二世代ヒスタミン剤は、従来の強い眠気を伴わなくなりました。

もう一方の「ステロイド剤」は、本来私達にはステロイド(コルチゾール)というホルモンが備わっております。これを人工的に作り出したのが「ステロイド剤」です。

主に炎症を抑える切り札として使用されることが多いです。

本来私達の身体の中で自然に分泌されるステロイドは炎症を抑えたり、ストレスを感じると分泌され、ストレスに対抗する働きや血糖値のコントロールにも大きく関与する等重要な働きが沢山あります。

ステロイド剤を常用することによって、身体としては「すでにステロイドは十分に足りている」と勘違いし、身体はステロイドを分泌するのをさぼってしまうのです。

身体はステロイドを分泌しなくなり、ステロイド剤そのものの作用も伴い、それが「ステロイド剤」の様々な副作用として現れてくるのです。

 

以上、花粉症のメカニズムと薬のお話でした。

花粉症の方で今自分の身体の中で何が起こっているのか知らなかったり、ただ単にクリニックで処方された薬がどんなものか知らずに服用されている方が多いなあと感じます。

毎年服用している抗ヒスタミン剤、ステロイド剤を服用しても、花粉症は中々改善しません。

身体のメカニズムから知ることで根本的な改善にアプローチできるきっかけとなると思います。

後編は、花粉症を改善する為に今から取り組むべきことをお伝えいたします。

今年こそ、花粉知らずの身体に!応援します!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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