一分でわかる食品表示の見方 原料原産地編
引き続き今週も「食品表示の見方」です。
本日は、「原料原産地」についてです。
通常野菜やお肉などの生鮮食品をスーパーで購入する際、どこで摂れた野菜か、どこの産地のお肉か、と原産地の表示が必ずありますよね？
加工食品でも、原材料の原産地表示の義務があるんです。
例えば、国産の小麦粉の原産地表記はこんな感じです。
名称 小麦粉
原材料名 小麦（日本）
原産地が日本の小麦だっていうことは明白ですね。
では、こちらはどうでしょうか？
スーパーに売っているパンの食品表示です。
原材料名：小麦粉（国内製造）
一瞬、国産小麦を使っているのかな？って思いませんか？
これは、実は大きな落とし穴なんです。
そもそも原材料名に「小麦」ではなく「小麦粉」なので、製粉したのがどこか、で表示できます。
一番重要などこの原産地の小麦か？が不明なんです。
恐らく国産ではないでしょう。
外国産の小麦を日本で製粉したから、「国内製造」と表記できます。
国産であれば、わざわざこんな表記がしてあります。
小麦粉（小麦（北海道産））
小麦粉だけではなく、様々な加工食品には「国内製造」と記載されてるものが多いです。
「国内製造」＝「外国産が混じっている」と考えた方がいいかもしれませんね。
以上、一分間で分かる食品表示の見方でした。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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