五十肩とカルシウム・パラドックス
こんにちは!オーソモレキュラー認定ONEの Suashi 岡本です😊
ここでは「オーソモレキュラー栄養学」的な物の見方で、自身が学んだ栄養学に関する知識の整理の為にブログをアップしています。私の物の見方も入ります。決して「~は身体に悪い」とか「~を摂取した方が良い」とか制限や決めつけはなく、あくまでも人の身体の構造や体内での化学反応に注目した内容となっています。
ブログを読んでくださった方が、もっとご自身の身体に興味を持ち、何を食べるか、どう食べるか考えるきっかけになれれば嬉しいです😊
五十肩...私も泣かされたことがあります。
今から十年ほど前、三十代の頃に左肩に鋭い痛み、もう肩が痛くて腕を上げることができず、
整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらいました。
写真には肩関節の上に白い影が、、先生曰く、「炎症を起こして石灰化しています。」とのこと。
取りあえず、痛み止めの注射を打って、「五十肩予防のストレッチ」の小冊子をもらって帰ったのを覚えています。
そもそも石灰化って?
五十肩の痛みの原因の一つに肩関節にカルシウムが溜まる石灰化症があります。
人間の体内のカルシウムの99%は「貯蔵カルシウム」として骨や歯の硬い組織の構成成分として存在し、残りの1%は「機能カルシウム」として血液、筋肉、神経の中に存在しています。
血液中のカルシウムは心臓や筋肉の収縮の役割があり、全身の組織に必要とされています。
血中のカルシウムの濃度を一定にするため、カルシウムが不足すると、骨からカルシウムが溶け出し、不足分を補うシステムとなっています。
これが石灰化の原因の一つと言われています。(写真:肩と肘の整形外科Virtual Clinic より転用)
カルシウム・パラドックスとは?
「カルシウム・パラドックス」初めて耳にする人が多いと思います。
パラドックス(逆説)という意味です。要は、カルシウム過剰で余分なカルシウムが血中に溶け出すのではなく、カルシウム摂取が不足すると血中カルシウム濃度が低下し、血管などの軟部組織にカルシウムが増加し沈着して動脈硬化や糖尿病、高血圧など様々な血管障害が生じると言われています。
骨粗鬆症
閉経後の女性は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減り、骨粗鬆症になる方が多いと言われています。
これは、エストロゲンの働きが骨からカルシウムが引き出されるのを防ぐ役割があるからです。
カルシウムと同時にマグネシウムも取りましょう。
カルシウムは骨の強化の為に普段から意識して摂取している方は多いと思います。
同じミネラルである、マグネシウムも同様に意識して取ることをお勧めしています。
マグネシウムも骨や筋肉の構成成分であり必要なミネラルです。
一般的にはカルシウム:マグネシウム 2:1 と言われていますが、
オーソモレキュラーでは カルシウム :マグネシウム 1:1 と言われています。
それは、カルシウムもマグネシウムも体外に排出する量が一緒だからだそうです。
寝ている間によく足がつる方、もしかしたらマグネシウム不足かもしれません。
カルシウムが筋肉を収縮する働きがあり、マグネシウムが筋肉を緩める働きがあります。
お酒やコーヒーの多飲は体内のマグネシウムの排出量を増やします。
ご注意ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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