新型コロナ感染と後遺症 by おかもと ひさこ in すあしの食卓革命 2022年10月13日 今年五月に「分子栄養学(分子整合栄養医学)」関係のリアルセミナーが東京で開催されておりました。何人かの有名な先生が登壇され、中でも「国際オーソモレキュラー医学会」会長を務められている柳澤 厚生先生のお話が、とても印象深く今の私達にとって必要な情報だと思い、こちらで一部情報シェアさせていただきます。1.新型コロナ感染と後遺症「国際オーソモレキュラー医学会」というのは、本部がカナダにあり、1994年に設立されております。「栄養療法で病気の予防と治療を行う専門家の国際学会」と掲げています。 こちらの医学界が、2020年1月に中国の武漢から未知のウィルスの情報をキャッチし、その48時間後には、世界の会員へ配信した情報がこちらです。2020年1月26日配信「国際オーソモレキュラー医学会が推奨する新型コロナウィルスの発症予防の為の栄養素の種類と推奨量」(1)ビタミンC 3g/ 日 以上(分服)(2)ビタミンD 2000IU/日 (50㎍)(3)亜鉛 20mg/ 日(4)マグネシウム 400mg/日 (5)セレン 100㎍ /日正に今回の新型コロナウィルスに関して、このウィルスに関するエビデンスは全くない状況でした。しかし、オーソモレキュラー医学会では、「先人の科学者や賢人から伝えられた研究・知識・経験を元に、私達が今、出来ることを考えよう」という発想で、過去のウィルス性呼吸器感染に関するデータから予防や症状軽減効果があった栄養素と摂取量、もともと私達の身体にそなわっている免疫を正常化する栄養素をピックアップして推奨したのだそうです。実際に、コロナに感染した人で、無症状の人から重篤な人までいます。これは、個々の栄養状態、免疫力などの違いによるからだそうです。栄養によって新型コロナ感染は防ぐ、もしくは軽症に済ますことが出来るということです。2.なぜ、ビタミンC、D、亜鉛なのか?(1)ビタミンC・・・もともとビタミンCは風邪を予防すると言われ、身体に侵入したウィルスから身体を守る白血球を活性化してくれるのがビタミンCです。実際にコロナ感染と診断された人に毎日ビタミンCを8g を投与すると、治癒速度が71%早いというデータもあります。上海医学会では、新型コロナ感染者の治療にビタミンC療法も行われていたそうです。 (2)ビタミンD・・・ウィルスは鼻や口の粘膜を通して私達の細胞に侵入してきます。ウィルスの感染から身体を守る粘膜が非常に重要なのです。その粘膜に必要な栄養素がビタミンDです。実際にビタミンDが欠乏すると新型コロナに1.77倍感染しやすいというデータもあります。 (3)亜鉛・・・細胞の亜鉛が欠乏すると侵入したウィルスの増殖を抑えることができない。ニューヨーク大学医学部からの発表では、「亜鉛の投与は新型コロナ感染患者の入院死亡率を24%減らした」トランプ前大統領がコロナに感染した際に、主治医はビタミンDと亜鉛を処方した。アメリカや中国では、すでに栄養療法の治療が進んでいます。我が国は、マスクや消毒液を求めている人が沢山いましたが、残念なことにドラックストアでビタミンCのサプリは売り切れにはならなかったですものね・・・。その他の、マグネシウムは重要な栄養素ではありますが、食事からでも摂取できますし、セレンは、日本は土壌から十分摂取できるといわれているので、ここでは割愛致します。 3.ワクチン接種後も免疫アップの必要性ワクチン3回打ったから大丈夫!と安心している方もいらっしゃいますが、世界で一番ワクチン接種を進めてきたイスラエルのデータですが、「ワクチン接種者は自然感染既往者と比べ、ブレイクスルー感染リスクが13倍と高い」ワクチンを接種した人も、摂取しないと決めている人も、普段から免疫アップすることを意識した方が良いですね。 免疫をアップする方法運動、リラックス、睡眠、質の良いコミュニケーション食事・栄養ビタミンC、ビタミンD 、亜鉛 当たり前の事なんですが、私達はつい忙しさで身体をおろそかにしがちです。そんな時に、ウィルスは狙っているのでしょう。まだまだ、うかつにも風邪さえひけない世の中です。自分の身体は、自分の免疫で守る!意識していきましょう。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。無料メルマガ毎週土日に配信しています。こちらも是非ご登録お願いいたします!講座に関するお問い合わせはこちらから↓ ↓ ↓お問い合わせおかもと ひさこ 公式メルマガ読者登録フォームお名前(姓名) メールアドレスpowered by ReserveStock ナチュラルケアサロン あなたのすあ 関連記事: タコとウオノメの違い~そのメカニズム編~ All about CBD by 臨床分子栄養医学研究会 腸脳相関と炎症② EDとテストステロン(男性ホルモン) 腸脳相関と炎症~番外編~ 2022年10月13日