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中年太りのメカニズム 中性脂肪編

by in すあしの食卓革命 2022年10月13日

本日はいよいよ「中年太りのメカニズム」をお伝えしますよ!

その前に、血液検査項目でも皆さん結構気になる項目「中性脂肪」についてのお話にお付き合いください。

中性脂肪って悪者?

そもそも「脂肪」ってつくだけでもあまりいい印象ではないですよね?

でもこの「中性脂肪」は私達の身体にとってとても大切な役割があるのです。

まず、私達人類の歴史から振り返ってみましょう。

例えば人類の歴史が400万年間だとすると、その400万年間の間、私たちの祖先はずっと、飢餓との戦いの状態が続いていました。

飽食の時代と言われる今現在は、ほんのここ数十年間の間の事です。

私達の身体は、「中性脂肪を蓄える」ことによって、次の飢餓に備えることが出来るようになっているのです。

400万年の内の数十年間ですからね、私達の身体のメカニズムはまだ飢餓に備える状態を保っているわけです。

「そんなこと言われても、とにかく私のお腹のお肉を取りたいの!」と言う方が多いと思いますが、もう少し我慢してお付き合いください。

まず私達は寝ている間には何も食べませんね。

身体は当然長時間の絶食状態となります。

私たちの身体には2つの燃料のバックアップ機能があります。

一つ目は、過剰に摂取した糖は、貯蔵できる糖(グリコーゲン)として、肝臓と筋肉に貯蔵できるようになっており、長時間の絶食(睡眠時)にはその糖をエネルギーとして消費することによって、寝ている間も私達の生体機能の維持が保たれているのです。(肝臓における糖新生もあるのですが、これはまた別の機会に)

更に絶食が続き、グリコーゲンが枯渇してきますと、次のバックアップ燃料として中性脂肪が分解され、エネルギーとなるのです。

残念ながら、グリコーゲンとして貯蔵された糖は消費されないと、脂肪として蓄積してしまいます。

中性脂肪もエネルギーとして燃やされないと、脂肪となってしまいます。

世の中に出回るダイエットサプリなど「脂肪を燃焼しやすくする」なんてうたわれている物が沢山ありますが、このサプリメントを飲んだだけでは痩せません。

「燃焼しやすくなった脂肪」を実際に燃やす行為が必要です。

なので、ダイエットには食事と運動セットで取り組む必要があるということです。

悪い肥満 と 良い肥満

肥満には大きく分けて2種類の肥満があります。

 

「内臓脂肪型肥満」・・・腹筋の内側、腸の周りにつく脂肪が多いのが特徴です。

一見、痩せていても内臓脂肪がたっぷり、と言う方は少なくありません。

 

「皮下脂肪型肥満」・・・皮膚のすぐ下、腹筋の外側につくのが皮下脂肪です。

お相撲さんなどはこちらのタイプではないでしょうか。

お相撲さんはあんなに肥満体形なのに糖尿病が少ないのは、皮下脂肪型肥満だからなんですね。

朝稽古して、食事は一日2食、摂取カロリー8000kcl 、更に昼寝・・・。

とにかく食べる事と、厳しい稽古で身体を動かすことの繰り返しのたまものなのだと思います。

肥満に良いも、悪いもないのかもしれませんが、明らかに悪いのが「内臓脂肪型肥満」です。

こちらのタイプは、高血圧、高血糖、脂質異常症などの生活習慣病と直結しやすいです。

 

実は肥満だけではなく、脂肪細胞にも「悪い脂肪細胞」と「良い脂肪細胞」があるのです。

あなたの脂肪はどちらのタイプ?溜めこむ系?燃焼系?

脂肪細胞には2つのタイプがあると言われています。

 

1.白色脂肪細胞(単胞性脂肪細胞)・・・食事などで血液中にダブついた中性脂肪や糖を取り込み、肥大化していきます。

脂肪を溜めこむタイプの脂肪細胞です。

この白色脂肪細胞が肥大化し、分裂して増えていくことによって(特に内臓脂肪で)、様々な身体に悪影響を及ぼすのです。

高血糖、高血圧、高脂血症などの生活習慣病です。

 

2.褐色脂肪細胞(多胞性脂肪細胞)・・・赤ちゃんに多く存在する脂肪細胞です。

赤ちゃんは、生まれる時胎内より気温の低い外気に触れる為、体温維持、生命維持のためにこの褐色脂肪細胞を燃焼させるのです。

まさに、褐色脂肪細胞は燃焼するタイプの脂肪細胞です。

残念ながら、この褐色脂肪細胞は年齢と共に減っていきます。

個人差はありますが、40歳以降は顕著に減っていくとも言われています。

実は、この褐色脂肪細胞が年齢と共に減少していくことが、「中年太りの原因」とも言われています。

若い頃は普通に生活しているだけで、燃焼してくれた脂肪が、いつの間に白色脂肪細胞に置換わり、脂肪が蓄積・・・という結果に(泣)

でも、諦めてはいけません。

この褐色脂肪細胞を増やす、活性化させる方法があります。

褐色脂肪細胞が集まっている場所があります。

それは、背中です。

実は褐色脂肪細胞を活性化する方法があります。

「寒冷刺激」です。

まさに、「滝行」って、褐色脂肪細胞活性化できそうですね!

「寒風摩擦かんぷうまさつ」も良さそうです。

でも、滝行もハードル高いですが、寒風摩擦も女性には無理ですよね(汗)

私が昨年の夏から行っていたのは、お風呂に入ってからの「冷水シャワー」です。

正しい方法なのかちょっと分からないので、ここには詳細を書きませんが、運動しなくても、明らかに太りにくくなったと感じました。

注:心臓の弱い方はご注意ください!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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