サロンブログ

ビタミンC ~美容目的からがんの治療まで~

by in すあしの食卓革命 2019年4月17日

 

こんにちは!オーソモレキュラー認定ONEの Suashi 岡本です😊


ここでは「オーソモレキュラー栄養学」的な物の見方で、自身が学んだ栄養学に関する知識の整理の為にブログをアップしています。私の物の見方も入ります。決して「~は身体に悪い」とか「~を摂取した方が良い」とか制限や決めつけはなく、あくまでも人の身体の構造や体内での化学反応に注目した内容となっています。


ブログを読んでくださった方が、もっとご自身の身体に興味を持ち、何を食べるか、どう食べるか考えるきっかけになれれば嬉しいです😊

 

さて、本日は「ビタミン シリーズ」の第一弾「ビタミンC」です。

 

誰でも知っている最もポピュラーな栄養素の一つだと思います。

 

最近は美容やアンチエイジング、がん治療まで様々なところで「ビタミンC」の抗酸化作用が注目されていますね。

 

なんとなく「ビタミンC」って必要な栄養素とわかるんだけど、摂取すると体の中でどういう化学反応が起こるの?って思いませんか?

 

美容面、健康面、がん治療での「ビタミンC」の効能とメカニズムを調べてみました。

 

まずは美容面の効能として、

美肌には大切なコラーゲン。コラーゲンの生成にはタンパク質、鉄、そしてビタミンCが必要です。

 

健康面の効能の一つとして、最近よく聞く女性の「骨粗鬆症」の予防。骨の量を測る骨密度不足=カルシウム不足が原因とよく言われてますが、骨の強度を測る骨質も大切といわれています。骨の原料の体積の半分はコラーゲンで出来ているそうです。丈夫な骨を作るのにはやはりコラーゲンが必要です。

 

タンパク質 + 鉄 + ビタミンC = コラーゲン生成

 

これは覚えておいた方が良さそうですね😊

補足ですが、質の良いコラーゲンを生成するためにはビタミンB群も必要となります。

 

そして通常の経口摂取(食べ物、サプリメント)では限界な大量のビタミンCを身体に取り込む「高濃度ビタミンC点滴療法」も今やいろんなクリニックで取り入れているようです。

 

美容目的からがんの再発予防、標準治療と併用、代替治療等としても患者本人の意思での治療の一つの選択肢として行われているようです。

 

高濃度ビタミンC点滴療法って、本当にがん治療に有効?

 

本などで見てみると、「ビタミンCは通常の細胞は攻撃せずに選択的にがん細胞だけたたく」とか書いてあるけど、どうして??

 

疑問に思ったのでそのメカニズムを調べてみました。

 

そもそもビタミンCとグルコース(ブドウ糖)は化学構造がとても似ています。

がん細胞のえさはグルコースです。血中に大量に投入されたビタミンCをグルコースと勘違いしてがん細胞は取り込みます。

取り込まれたビタミンCは酸化されて過酸化水素を発生します。この過酸化水素はお馴染みの消毒液オキシドールと同じ成分です。

通常細胞は過酸化水素を分解する酵素カタラーゼによって中和されるので影響はないけど、がん細胞はカタラーゼ活性が低くうまく機能せず死滅するそうです。

 

その他にもビタミンCの抗酸化作用を利用して活性酸素を抑え、抗がん剤の副作用を軽減したりするのにも有効だそうです。

 

私個人的には「高濃度ビタミンC」ですべてのがんが治せるとは思いませんが、一つの治療の選択肢としてはアリかな、と思います。

 

こちらの治療は保険がきかないため、継続するには経済的負担も大きく批判的な意見も沢山あるようです。

 

まあ、難しい話はこれくらいにして、

身近な風邪予防や、喫煙、ストレス過多の方、積極的にビタミンCを取りましょう♪

一説には1000~2000mg/day は必要だそうです。この量ですとサプリメントで摂取するしかないのですが、サプリメントも「GMP基準の工場」で作られている物、できるだけ添加物が入っていないものを選んでくださいね。

 

ネットで「ビタミンCサプリメント」検索すると本当に沢山のサプリ情報が出てくる。。

正直何を飲んだらいいのか。。

 

ちょっと気になるのが、「リポ カプセルビタミンC」リン脂質のカプセルにビタミンCを閉じ込め、消化液から栄養素を守るらしい。あと「新型ビタミンC」こちらはカプセルの中にビタミンCとブドウ糖を閉じ込め同時に摂取してビタミンの効果を長く保持できるものらしい。(でも栄養学勉強した時に糖はビタミンCの吸収を阻害するって聞いたけど?)

 

もうそろそろ、頭がパンクしそうなので、今日はここまで。

ビタミンC,まだまだ深いです。

 

では、また。


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