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もう一度、副腎疲労について学んでみよう 前編

by in すあしの食卓革命 2022年10月15日

「また副腎疲労かぁ」とうんざりしないでください。

大事な事なので、改めてもう一度復習していきましょう。

前編は副腎疲労の基礎知識から、後編は副腎疲労ケアについてのお話です。

1.あなたの副腎疲労度チェック

「副腎」という臓器を初めて知る方もいらっしゃると思います。

私達の腎臓の上にある小さな臓器です。腎臓が二つあるので、もちろん副腎も二つあります。

この副腎は、脳からの指令(視床下部➡下垂体)で様々なホルモンを分泌します。

そのホルモンの一つが「コルチゾール」です。

コルチゾールには様々な働きがあります。

炎症の抑制

血糖値の上昇

血圧の上昇

ストレスに対抗

等々 他にも沢山。

コルチゾールはよく「抗ストレスホルモン」と呼ばれています。

私達が脳でストレスを感じると、視床下部から下垂体経由で、副腎に

「コルチゾールを出しなさい」と指令が行きます。

そうして副腎からコルチゾールを出して、ストレスに対抗しているのです。

ただ、慢性的なストレスや、身体に炎症がある場合、コルチゾールがバンバンでて、ついにコルチゾールが枯渇してしまう状態がよく「副腎疲労」と言われています。

では、「副腎疲労とはどんな症状なのでしょうか?」

 

あなたの副腎疲労度チェック

下記の質問に該当するチェックマークを数えてください。

☑朝起きるのが辛い

☑疲れが取れない(ぐっすり眠っても疲労感が残る)

☑塩辛い食べ物が無性に欲しくなる

☑倦怠感(以前楽しんでいたことも、すべておっくうになる)

☑日常的なことが、とても疲れる

☑性欲の低下

☑ストレスに対処できない(イライラしたり感情のコントロールができない)

☑病気や怪我、外傷(トラウマ)から回復するのに時間がかかる

☑ベットや椅子から立ち上がる時に頭がクラクラする

☑軽度のうつ

☑人生のすべてがむなしい

☑PMS(月経前症候群)の悪化

☑カフェインがないと仕事ができない(コーラやチョコレートも)

☑思考が定まらず、ボーっとする

☑記憶があやふや(昼食になにを食べたか思い出せない)

☑午前十時まで目覚めない(仕事中でも)

☑午後三時から四時の間はぼんやりしている

☑夕食後、やっと元気になる

☑仕事がはかどらない

 ジェームズLウィルソン著「医者も知らないアドレナルファティーグ」より引用

 上記一個でも当てはまれば、もしかしてあなたも副腎疲労かもしれません。

 

2.副腎疲労には3つのステージがある

個人差はありますが、結構長い年月をかけて皆さん立派な副腎疲労になっていらっしゃいます。

ある日突然、コルチゾールの分泌が低下するわけではないのです。

それは、大きく分けて3つのステージを得ています。

あなたは今、どのステージですか?

 

第一ステージ・・・警告期

ストレスはまだ軽く、ストレスに感じるという自覚症状がまだない状態。

 

第二ステージ・・・抵抗期

強いストレスに副腎からコルチゾールやアドレナリンが大量に出ている。

元気は元気だが、気分もハイ状態だったり、感情の起伏も激しい。よく眠れない等の症状もある場合も。

 

第三ステージ・・・疲弊期

心と身体も疲弊して、朝起きられない、やる気が起きない等うつ状態になる場合も。

コルチゾール分泌量が低下。

 

3.そもそも副腎は疲労しない

実は、副腎疲労という概念はないんです。

そもそも医学用語ではないし、でも実際にはコルチゾールの分泌の低下が唾液検査で測ることが出来ます。

これまでは、「副腎がコルチゾールをバンバン出して、ついには枯渇して疲弊してしまう」と良く言われていましたが、最近の見解では、

「そもそも副腎は疲労しない」と言われています。

本当の副腎疲労の正体は、

「HPA軸機能障害」と言われています。

最初の説明にあったように、私たちの脳はストレスを感じると、視床下部(Hypothalamus)

から脳下垂体(Pituitary) 経由で副腎(Adrenal) にコルチゾールを出すように指令を出します。

この 視床下部(Hypothalamus)➡下垂体(Pituitary)➡副腎(Adrenal)この流れが、

英語の頭文字 HPA軸といいます。

副腎疲労の症状は実際にはこのHPA軸がうまく機能しなくなるということになります。

実際には、下垂体からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)というホルモンがでなくなり、副腎からコルチゾールが出せないという、下垂体疲労が原因といわれています。

そうして、コルチゾールが過剰に分泌されたり、分泌量が減ることによって、身体の炎症が抑えられなくなったり、血糖値の乱降下等、身体にとって様々な症状が出てきます。

 

本日の前編はこれぐらいで、次回の後編は副腎疲労ケアについてです。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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