医者も知らないホルモンバランス 女性ホルモン編

本日のテーマは「ホルモンバランス」です。特に今回は、男性にも女性にも関係する大事なホルモン「プロゲステロン」についてです。
参考図書「医者も知らないホルモン・バランス」著者ジョン・R・リー/今村光一原訳
この本、¥2600と、ちょっとお高くて、ちょっと難しいのですが、すべての女性に読んで欲しい本です!
まずは、生理痛が辛い・・・、更年期の症状が辛い・・・方、「生理痛が当たり前」「更年期症状は誰でもあるもの」という常識から脱してください。
1.女性の更年期に関係するホルモン「プロゲステロン」
女性ホルモンといえば、「エストロゲン」これは聞いたことがある女性は多いと思います。
実はもう一つ大事なホルモン「プロゲステロン」があります。
この「プロゲステロン」は男性にとっても大事なホルモンです。
女性にとって、「エストロゲン」と「プロゲステロン」この二つのホルモンバランスがとても大切なのです。
この二つのホルモンは女性の毎月の排卵日を境にして、分泌量が変わってきます。
それぞれのホルモンの特徴をご説明します。
エストロゲン(卵胞ホルモン)
少女が思春期を迎え、大人の女性の身体に成長させるのに必要なホルモン。
出産に備えて脂肪を蓄える。
性欲を減退させる。
エストロゲン分泌量は生理1日目~14日目の排卵前にピークとなる。
プロゲステロン(黄体ホルモン)
受胎と妊娠の為のホルモン。
性欲を回復させる。
脂肪を燃焼させる。
プロゲステロン分泌量は排卵後14日~28日がピーク。
この二つのホルモンの分泌量と排卵、妊娠、出産の時期にあてはめてみると・・・。
生理期間後から排卵日までの間に、エストロゲン分泌量がピーク。排卵日に向けて徐々に分泌量が落ちていきます。
この排卵日前後が一番妊娠しやすい時期です。
一方プロゲステロンは、排卵日から徐々に分泌量が増え、子宮内膜をふかふかにして、受精卵の着巣に備えます。
妊娠後はエストロゲン、プロゲステロン共に分泌量が増えていきます。
出産直後はこの二つのホルモンの分泌量が急激に減り、産後うつや不安神経症等の症状が現れることがあるそうです。
ホルモンバランスが乱れることによって、女性のメンタルは大きく影響するということですね。
今度は、女性の更年期症状をこの二つのホルモンバランスで見ていきます。
まずは更年期に関する症状とは、
・身体のほてり
・膣の乾燥と萎縮
・むくみ
・脂肪と体重の増加
・睡眠障害
・気分のむら、うつや不安神経症
・骨密度の減少
等々
一般的に「更年期障害」と言われる時期は閉経前後の期間となります。
女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌量が急激に減ることによって起こると言われていますが、実は、「プロゲステロン」の分泌も急激に減り、閉経後はゼロになります。
同じように女性ホルモンが減った更年期の女性でも、症状がない方もいれば、症状が重い方もいらっしゃいます。
その違いは何か?
エストロゲンとプロゲステロンの分泌量の減り方の「差」が、症状の違いに現れるそうです。
エストロゲンの分泌量に対して、プロゲステロンの分泌量が著しく減っていると、更年期の症状が大きく出ると言われています。
一方、エストロゲンの分泌量の減少に対して、プロゲステロンの分泌量の減少がなだらかだと、更年期の症状は少ないと言われています。
そこで、本著では、更年期症状の激しい方に「天然プロゲステロン」補充療法を薦めています。
注意したいのが、「人工のプロゲスチン」の補充療法だそうです。
天然のプロゲステロンと人工のプロゲスチンの分子構造の違いはわずかですが、身体に作用する反応は大きく異なるようです。
日本では、「天然プロゲステロン」のクリーム等は市販されていませんが、「iherb」等のサイトで購入することが出来ます。
購入する際には、どの周期でどの位の容量等の規定を守ってください。
私自身、以前天然プロゲステロンクリームをiherbで購入したことがあったのですが、特に何の変化はありませんでした。そもそも更年期症状もなかったので・・・。塗った感じ下腹部がほんわか、温かい感じがしました。
いよいよ更年期症状の「困った」が出てきたら、また購入して試してみようと思ってますが。
2.環境エストロゲンについて
「環境エストロゲン」とは、重金属、ダイオキシン、殺虫剤、プラスティック製品につかわれているフタル酸エステル、衣類、石鹸、あらゆる石油化学製品、アメリカ産の牛肉、牛乳等も含まれています。
正に私達は「環境ホルモンの海」に泳いで生活しているようなものです。
環境エストロゲンは、細胞の中のホルモンの受容体を刺激し、占拠して本物のホルモンの機能を制御してしまいます。
私達の身体の中で、エストロゲン過剰、プロゲステロンの不足などのホルモンのバランスが崩れるのです。
現在先進国では、乳がん、子宮がん、前立腺がんの発症者が非常に増えているのも、この環境エストロゲンの影響が大きいと言われています。
環境エストロゲンから身体を守るには、ちょっとした努力が必要です。
・プラスティックの容器で温かい飲み物などを飲まない
・コンビニや総菜弁当などのプラスティック容器のままで電子レンジで温めない
・クリーニングから戻ってきた洋服は一旦暫く外の空気に触れるようにしてから着る
・外国産の肉には成長ホルモンが使用されている可能性があるので、食べない
等々 キリがありませんが、出来るだけ体内に入れない(食べない、経皮吸収も意識する)ことが大切です。
3.私の生理痛が無くなった話
生理痛の話をこうやって公?の場でするのも恥ずかしいのですが、私の場合20代の頃から悪化していった生理痛・・・。
生理痛って、当たり前って私のように思っている方って多いのではないかと思います。
朝の通勤途中、電車のホームでうずくまっている若い女性時々みかけませんか?
私もあんな感じでした。貧血で動けないんです。
30代でも変わらず、でも上司に「貧血で午前半休します」と伝えられるようになったので、
ホームで倒れることはなくなりました。
ホントにここ数年です。生理痛が殆どなくなりました。
分子栄養学と出会って、食事が変わりました。何を変えたかというと、ほぼ自炊にしています。
野菜を切ってから調理する、タンパク質を意識して摂る。当たり前かもしれませんが、こんな食事が大きく変化をもたらしてくれました。
でも、痛み止めを飲むほどではないのですが、少しだけ辛い時があったりしました。
昨年から、友人が「子宮バランスセラピー®」というタイ古式マッサージベースのセッションを始めて、モニターを何度か受けたら、すっかり生理痛が無くなってしまったんです!
そのセッション、どんなことをやるのかというと、「子宮を本来の位置に戻す」ことを行います。
友人曰く、多くの人の子宮が通常の位置よりも下がってしまっているそうなんです。
それを元の位置に押し上げる?ようなことをします。
このセラピーで、閉経した女性が生理がもどった!という話も聞きます。
もちろん効果には個人差があります。
今更なんですが、「生理痛があって当たりまえ」ではないんです。
多くの若い女性に知ってほしいです。
次回は「男性ホルモン編」です。
女性にも関係しますし、ご自身のパートナーの為にも知っておいた方が良いですよ~。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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